引越し準備は荷造りだけではありません。退去時の掃除を怠ると、敷金の返還額が減る原因になったり、次の入居者とのトラブルに発展する可能性もあります。特に賃貸物件では、一般的に原状回復義務が求められるため、部屋をある程度キレイな状態に戻しておく必要があるのです。

• 敷金の差し引きリスクを減らすためにも、汚れや傷を最小限に
• 管理会社や大家さんとのトラブル防止に繋がる
• 自分自身も気持ちよく引越しを終えられる

しかし、忙しい引越し前に本格的な掃除をする時間が取れない場合も。そこで短時間で効率的に掃除する裏ワザを活用しましょう。

掃除を効率よく進めるためには、事前の準備が欠かせません。以下のポイントを押さえて段取りを組み立てましょう。

掃除用品・道具をリストアップ

• 使い捨てタイプの雑巾やペーパータオルを準備すると、洗う手間が省ける
• マルチクリーナーなど、1本で多用途に使える洗剤を選ぶ

チェックリストを作成

• 部屋ごとにやるべきことを箇条書きし、順番に消していく
• キッチン→浴室→トイレ→部屋全体など、効率的なルートを考える

あらかじめ何を・どの順番で掃除するかを把握しておくだけで、作業効率は格段にアップします。

引越し前の掃除では、ポイントを押さえた清掃が大事。それぞれの部屋で効率を高めるコツを解説します。

キッチン

• 油汚れが付きやすい換気扇やコンロ周りを重点的に
• 重曹やセスキ炭酸ソーダなどを使うと落ちやすい

浴室・洗面所

• カビが生えやすいパッキン部分はカビ取り剤で放置洗い
• 水垢はクエン酸スプレーで湿布してから洗い流す

トイレ

• 除菌クリーナーで便座から外側までしっかり拭き上げ
• 細かい隙間は綿棒などを使って仕上げる

居室・廊下

• 床・フローリングは端から掃き掃除→拭き掃除の順で
• 壁や天井の埃は、はたきや長めのモップでさっと払い落とす

それぞれの部屋で使う洗剤や掃除手順をシンプルに絞ることで、短い時間でも十分に汚れを落とすことができます。

さらに掃除を時短するための便利アイテムと裏ワザをいくつかご紹介します。

• メラミンスポンジ： 水だけで汚れが落ちるので、洗剤を減らせて時短に
• 使い捨てダスター： 雑巾を洗う手間を省き、ホコリや油汚れの処理がスムーズ
• ハンディモップ： 狭い隙間や高い所の埃取りが簡単に
• 洗濯槽の自動クリーニング： 乾燥モードでカビを防止し、排水の掃除が楽になる

これらを活用すれば、掃除にかかる時間や体力を大幅に節約できるでしょう。

引越し前の掃除は、荷造りと並行して進めなければならず、時間が足りなくなりがち。しかし、段取り良く準備し、効率的な掃除テクニックを取り入れるだけで、短い時間でも十分に部屋をキレイにできます。

ModernMovingでは、荷物の運搬だけでなく、退去清掃や不用品処分に関するサポートも行っています。プロの手も借りながら、最小限の労力で気持ちよく新生活をスタートさせましょう。